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白玉老虎 백옥로호 はくぎょくろうこ

切り貼り劇場2025.02.19(2025.03.04大幅に作品追加、解説文改訂)

※2025.03.04
エピソード4以降を追加し、解説文を新しく書き直しました。

今回は切り貼り漫画を御覧いただきたいと思います。特に深い意味はございません。

今回のテーマは「狡兎死して走狗烹らる」です。朝鮮語の会話や文章では一般的に「토사구팽 兎死狗烹」という四字熟語で表現される事の多い言葉で、意味は広く知られている通り「用済みとなった手先が処分されたり捨てられる」事を意味します。元は古代中国の呉越春秋で越の国を強国にした宰相の范蠡が位人身を極めた後に、王から切り捨てられる事を予見してスッパリ身を引いた事から来ています。これは後に漢楚の戦いを制して天下を統一した劉邦の重臣であった韓信の時にも言われましたが、范蠡と違って韓信は身の処し方を誤って粛清されてしまいます。このように「狡兎死して走狗烹らる」事を上手に回避した范蠡と避けられずに命を落とした韓信の各晩年は、中国史を彩るエピソードの中でもあまりに対照的なお話として知られてきました。

今2025年2月以降の現実世界を見ると、まさにこの「狡兎死して走狗烹らる」現象が、それもアメリカの周辺で巻き起こっています。第2次トランプ政権になってから、これまで海外のカラー革命扇動や世論工作などの為に金をバラ撒いてきたUSAID(国際開発庁)やNED(全米民主主義基金)といった機関が相次いで廃止されたり資金凍結され、そこにタカってきた人間達が食い詰めて阿鼻叫喚の様相を呈しているからです。もちろんこれでUSA帝国の海外工作政治が全くなくなる訳ではありませんが、この二つの機関がこれまでやってきた悪事を考えれば、それでも一歩前進と言えるでしょう。マルクスやエンゲルスの言うように社会は一時的後退があっても常に前進的発展で貫かれている、という事でしょうか。まあ、アメリカも今までさんざんやり過ぎて、純粋にゼニがないという事なのでしょうが。ウクライナへの軍事援助を停止するに至ったのもそういう事でしょう。「勘弁してくれよ。ねェ袖は振れねェんだよ」と。
USAIDとNEDの廃止によってアメリカ周辺や界隈で起こっている事、それはまさに天下統一後の漢で行われた劉邦の重臣大粛清にも匹敵する有様と言えます。違いがあるとすればかつての漢は天下を取った(日出 sunrise)後に粛清が行われたのに対し、今のアメリカは一極世界覇権という天下を失って(日落 sunset)から大粛清が行われているという事でしょう。日出時に大粛清が起こった漢帝国と、sunset時に大粛清が起こったUSA帝国。まさに多極世界秩序が構築されつつあるウクライナ戦争後の今現在を象徴する現象と言えます。
そんな「アメリカの台所事情」に端を発した、ある種の人々にとっての阿鼻叫喚の地獄絵図、切り貼り漫画で御笑覧下さい。


・エピソード1
大日本帝国の最たる被害者であった朝鮮民族。その在外同胞の中でも在日ほど苦難の道を歩んできた存在はありません。日本敗戦と植民地解放後も酷い差別が国の政策として行われてきた為、それに対する抵抗と民族文化・精神の守護こそが在日朝鮮人の歴史そのものであったと言えるでしょう。「在日朝鮮人は解放後も敵地で生きる事を余儀なくされた」これは他の国(中国・旧ソ連圏・アメリカなど)の在外朝鮮民族同胞との最大の違いであります。しかしそんな中にも恥ずべきアメポチや親日派や民族反逆者は少なからず出現しました。私利私欲の為に同胞を食い物にし、アメリカや日本のイヌになる。そんな最悪の鼻つまみ者達がこちらになります。




・エピソード2
アメポチはアメポチでも必ずしも一枚岩という訳ではなく、いくつかの派閥や系列が見られるようです。米本国で政権交代したにも関わらず、依然としてバイデンやオバマといった旧民主党政権を崇め奉る者達が欧州や日本や韓国といった属国には少なくありません。普通は金や権力の切れ目が縁の切れ目で、没落した手下達は第二の人生をスタートさせるべきなのですが、なかなかそれが出来ない人もいるようです。もちろんそんなのを「忠義あっぱれなり」などと褒める必要は1ミリもありません。鼻で笑って石をぶつけて馬鹿にするのが相応しい対応でしょう。







・エピソード3
この女も今までさんざん悪い事やってきた奴でしたねえ。しかもUSAID長官時代にこの女が全斗煥や盧泰愚もびっくりという天文学的な不正蓄財をしたというのは、米政界では公然の秘でした。でもアメリカで政権交代し、USAIDが解体されて、この女もXデーが近いんじゃないかという海外ニュースがありました。例によって日本や韓国では全く報じられませんでしたが。何でもこの女の次はクリントン夫婦の番だともっぱらの噂。ぜひ現実にそうなって欲しいと切に思いますが、さて。
















・エピソード4
日本の最たるアメポチ新聞と言いますと、かつては読売や産経といった保守紙のイメージがありましたが、近年においてはむしろ朝日新聞のような進歩紙の方があからさまに酷いでしょう。特にウクライナ戦争後の朝日の論調は凄絶の一言で、結局朝日は戦前の戦争協力なんて全く反省してなかったんだなという事がよく分かります。でもそういう事を続けていたらどうなるのか。それをネタにしてみました。







・エピソード5





・エピソード6




・エピソード7
米シカゴ大学にジョン・ミアシャイマーという教授がいます。当ブログでも以前ネタにした事がありますが、極めて厳格な現実主義者で、とりわけウクライナ事態以降の国際情勢を的確に鋭く読み通した人物でした。もちろんウクライナ加油一色の日本や韓国のマスコミではほぼ黙殺されてきましたが、こうした優れた分析の出来る知識人を黙殺した事が日韓両国を官民問わずまともに国際情勢を読めない間抜けにしたと言って良いでしょう。昨年の夏か秋だったと思いますが、ミアシャイマーは中国の清華大学で討論会に招かれて大盛況となり、ミアシャイマーのサインを求める学生達で大行列になったそうです。言うまでもなく清華大学というのは中国ではトップの大学であり、今や日本の東大なんか足下にも及びません。やっぱり中国のような偉大な発展を成し遂げた国と、日本や韓国のようなみすぼらしいアジアの腐った資本主義国家では学生の質からして違うという事を思い知らされた一件でした。日本や韓国だったら考えられません。
さて、そんなミアシャイマー教授ですが、この人がもしイスラエルのネタニヤフと対話したらどうなるのか、という考えが不意に浮かびました。そう、あのパレスチナ人大虐殺犯のネタニヤフです。それを2秒で考えた結果物が以下のネタになります。





・エピソード8
冒頭で取り上げた在日同胞社会の最たる鼻つまみ者軍団。そいつらの未来を予想してみました。もちろん「토사구팽 兎死狗烹」以外にはあり得ないでしょう。奴らには当然の報いがあって然るべきです。それでもいかに民族反逆者とはいえ、同胞の手で筆誅・落とし前をつけるのがせめてもの情けというべきでしょうか。正直な話、今回の切り貼り漫画特集で筆者が一番発表したかったネタでもあります。




・エピソード9 エピローグ
今回のテーマで大トリを飾るのはやはりこの人しかいません。先日ホワイトハウスに招かれて首脳会談の場で大騒ぎを起こして笑いものになったこの人です。ただし今回のネタはそれより前にサウジアラビアで露米協議が行われた直後に作り始めたネタなのでタイミング的に微妙になってしまいましたが、それでもこの人の現在の状況を反映出来ているとは思います。アメリカ自身が政権交代して方針を変えたというのに、こんなのにまだくっついて連帯だなんだと言ってる欧州とか日本とか韓国とか一体…。この人はもうベトナム戦争最末期の南ベトナム大統領だったグェン・バン・チューとおんなじ状況だって事に気付けよって話です。






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